今日は梁の基本的な撮影方法を解説したいと思います。
梁の解釈(大梁G・小梁B・片持ち梁CG/CB・基礎梁FG/FB/FCG)
まずは梁の撮影です。
基本的に・・・梁は構造図記号で大梁はG、小梁はBで表記されています。
大梁(G)は柱の間にある梁で、小梁(B)は大梁と大梁の間を渡るように設置されている梁です。
柱で囲われておらず、柱の片方だけで支えられている梁は片持ち梁と言い、符号はCG~CB~と言います。
基礎の梁だとこれにFがついてFG・FB・FCGとなります。
梁の撮影方法
1.構造図または躯体図を見て撮影したい箇所の梁記号を今いるフロアの伏図で探す。
2.次に構造図の梁リストで撮影する梁の詳細を見ます。
3.撮影する梁の詳細が確定したら黒板に構造図のリストそのままの絵を書きます。
※令和時代はもうアプリが主流なのであまり書くことはないですが、最初は書いた方が覚えやすいです。お好みでどうぞ。

見本としては上記のイラストのように書いてください。
構造図の内容がそのまま書いてあれば順番や位置は変えてもらって構いません。
次は撮影です。
4.撮影前に配筋と黒板の内容が合っているか確認します。

見方としては上記の通りです。
・B×D=Bは梁幅(梁の奥行)、Dは梁成(梁の高さ)
・上端筋(うわばきん)=梁の上の方の鉄筋、主筋、二段目の鉄筋は二段筋とも言う
・下端筋(したばきん)=梁の下の方の鉄筋、主筋、梁の下の方にある鉄筋
・STP=スターラップまたは肋(あばら)筋とも言う、上下の主筋を包むように囲んでいる四角の鉄筋
・腹筋=上下の主筋の間にいる鉄筋、主筋と同じ向きでSTPに固定されている。
・幅(巾)止め筋=左右の腹筋をまたぐように配置されている鉄筋、ワ←このような形をしている
これらを現地の梁の配筋と合っているか確認します。
もし違っていたら撮影はできないので、先輩の監督か鉄筋屋さんに聞いてみます。
※上の人だけで話が進んでて配筋が変わっており、自分に資料が来てないパターンが非常に多いので絶対に確認します。
5.配筋が合っていたらリボンロッド、スケール、スタッフのどれかを使い写したい項目の写真が撮れるようセッティングします。

個人的に使用しているのはリボンロッドです。スタッフといって棒に目盛りがついている物を使う人もいます。
梁は横文字方向をスターラップに、縦文字方向を梁成、梁幅に使用します。
これはスタッフでも同じです。
主筋にはわかりやすくするように、マーカーかマグネット、チューブなどで目立たせます。
今回の画像についていないですが、余裕があるならスターラップも目立たせたほうがわかりやすいです。
基礎梁の時はなるべく腹筋にもつけます。(手が届けば)
※スターラップのピッチはずれてないところにかけるようにしてください。
6.ゴミ、人、自分の足や手など不要な影がなるべく入らないよう写真を撮ります。
実際の梁の写真
基本的に画像は横向き固定です。縦向き撮影することはありません。
撮影枚数は3~6枚、3枚か6枚で区切ると編集の時に綺麗にまとまります。
1枚目は黒板撮影(内容は隠しています。)
※この時はソフトの中に図面が入っているタイプだったので、図のイラストは描いていません。

編集する際わかりやすくするために撮るだけで、特に必要があるわけではありません。
2枚目STPのピッチがわかるように撮影

スターラップのピッチがわかるような写真を黒板入りで撮影します。
本当は左側の配線のようなものも退けたいのですが無理な時は退かさずそのまま撮影します。
ゴミなどは極力入らないように
3枚目、上端筋の本数、梁成と梁幅がわかるようにリボンロッドを全て入れて撮影

※ドーナツはかぶりをとるために入れる物でなるべく写った方がいいです。
※貫通している銀の棒はセパレーター、型枠の強度を保ったり型枠の幅を保持するものなので写っていて大丈夫です。
4枚目、下端筋、腹筋、幅止め筋が写るように撮影する

色々書き込みして見辛くなりましたが
一番下の太い鉄筋が下端筋
下端筋に沿って流れている細い鉄筋は腹筋、こちらは2段写っています。
左右の腹筋にまたがっている鉄筋は幅止め筋です。
この4枚で一通りの撮影は終了です。
好みや要望によりここに全景やロールマークなど追加の写真を撮る場合もありますが、以上は必要最低限な写真です。
1つの梁に対してここまで撮影しておけばとりあえず先輩監督に叱られることは少なくなります。
終わりに
梁は梁を落とす前に撮影しても良い現場もあるので、上司に確認してOKがでたら
梁を落とす前でも撮影できます。
本数が多いと撮影も多くて大変ですが、スラブを張られる前に修正しないととても大変なので
なるべく早めに鉄筋の間違いがないか確認すると良いです。
最低限梁はこれだけ撮影できれば写真はなんとかなるので他の見る項目や撮影するものについては別記事に記載します。

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